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わらび座ミュージカル 政吉とフジタ [雑記]

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秋田市のにぎわい交流館(県立美術館の向い)でやっている
わらび座のミュージカル「政吉とフジタ」を見てきました。

フジタとは画家のレオナール・フジタ(藤田嗣治)、
政吉とはそのパトロンだった平野政吉氏。(秋田の大富豪)

登場人物はこの二人に、フジタの妻・マドレーヌ。
平野家の奉公人リヱ(狂言回し的な役?)、の4人。

脚本は秋田出身の内館牧子氏。
氏は、平野政吉氏に取材したこともあるとか。

政吉役は安達和平氏。わらび座を代表する役者さんでしょうか。
近年多くの主役を務めています。

フジタ役は劇団扉座の累央氏。
おかっぱ頭にチョビヒゲ丸メガネで藤田嗣治の自画像その物。
顔の輪郭が近いのでしょうか?。びっくりしちゃいました。
扉座…スーパー歌舞伎でワンピースやるみたい…)


藤田嗣治=レオナール・フジタの絵が秋田県立美術館にあるので、
フジタのことについて解説を読んだり聞いたり、平野政吉氏についてや
幻に終わった美術館建設計画、その後県立美術館として建設されるまで
の話も読んだり聞いたり。

自分の過去記事から
レオナール・フジタ(藤田嗣治)展、メモと感想
ファイナル平野政吉美術館 現・美術館に物語を感じます
壁画≪秋田の行事≫からのメッセージ -藤田嗣治の1930年代- 秋田県立美術館
http://kamakesi01.blog.so-net.ne.jp/2013-10-04

政吉とフジタの出会いから大壁画「秋田の行事」を描き、戦後フジタが日本を離れるまで、
を描いています。予備知識?も総動員して楽しんできました。

もちろん予備知識無しでも楽しめます。
わらび座ですから、コミカルな歌と踊り、笑いあり涙あり。
ストーリーを追いながら泣いたり笑ったり。開始5分で目から汗がw。
会場も小さいので、役者さんは目の前。さらに会場通路にまで来るし。

80分ほどのミュージカルを堪能。
帰りは4人の俳優さんとスタッフさんに見送られて。

わらび座面白い。
以前、「銀河鉄道の夜」を見て以来でしたが、機会を作ってまた見たいです。


 
リヱ役の女優さんのブログ
http://ameblo.jp/2628-1028/

※12月1日追記
 「アッツ島玉砕」、東京国立近代美術館で見てきました。
 劇中で、「鎮魂のためにor贖罪のために、画面に小さい花を描いた」
 直に確認できました。左下と兵士と兵士の間に花が。
 「この絵は平野政吉に譲る」と取り決めた。
 戦争画は敗戦後アメリカ政府が収集したようで、東京国立近代美術館に
 無期限貸与となっていました。
 見てきた記事=http://kamakesi01.blog.so-net.ne.jp/2015-12-01 

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