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本の紹介:バッタを倒しにアフリカへ [本]

著者は前野ウルド浩太郞氏。日本人か?と思ったら秋田県人でしたw。
本の表紙には緑色の服?衣装?をまとい、虫網を持った怪しい化粧の男。
読むしかないでしょう。秋田県人だし。

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内容としては、農学博士の前野氏がバッタの研究のためにアフリカ・モーリタニア
に渡り奮闘する、という話なのですが、まあやることなすこと上手く行かない。
自然相手だし、ほとんど日本人が居ない場所の話だし、さもありなん。
だからこそ読んでて面白いのですが、悲惨(汗。なんでしょうけど読ませます。

3年目、ついに収入が途絶えます。悩んだ末、手持ち資金で1年頑張ることに。
ここから歯車が逆転。今まで悪い方へ悪い方へ回っていたのが面白いぐらい良い方へ。
今までの努力、人の縁、方針の変更etc

一気に最後まで読みました。
全く違う?自分の人生、仕事に生かせる話がいっぱいです。

もう一つ。
話の本筋の前段として書かれた研究者になるための道。険しい。
容易でない。辞めても潰しがきかない。行くも地獄引くも地獄。
な、道へ向かいつつある我が息子が気になる。

この本の前野氏の話といい、福岡伸一氏の著作による話といい、
安定した研究者?になる前のポスドク(特に日本に於いて)は大変。
息子も同じ本を読んだというか息子の薦めで読んだんですが、
我が息子の覚悟は如何ばかりや。
次に会ったら確かめなきゃ、と思ったのでした。