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2回目のダリ展へ 秋田市立千秋美術館 [美術館(の空間)が好き]

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 生誕120周年 サルバドール・ダリ展 -天才の秘密-

 10/14からの展示替え3品をみるため2回目のダリ展へ。年間パスポートなので気楽に。
「果てしなき謎」サルバドール・ダリ。人が寝そべってる鉛筆画なのですがずっと見てると馬の絵に見えたり果物に見えたり、そんなのを狙って描いたのだとか。

他2点は東京写真美術館から。シュルレアリスト達が集まって新たな方法で作品を作っている状況を写した「醒めてみる夢の会」、多重露光?の「マグリット前と後、ブリュッセル」。

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 ギャラリー・トークが聞きたくて3度目の入場w。年パスですから。大人気。50人超えてたような。
・諸橋美術館がこれだけのダリ作品を貸し出すのは初めて。
・サイの角に絶対の美を見いだしていた。色々な作品にある。
・レタッチソフトの無い時代の写真加工について

 フィリップ・ハルスマン「シュルレアリスムとは、私自身だ」。ダリと言えば溶ける時計。その時計がダリの顔になっています。今なら加工ソフトで如何様にでも。でも当時は全て手作業。その工程にビックリ。
 ダリの写真を撮る。それを時計の形に切り抜く。溶ける時計のようにテーブルの縁に90度折り曲げて垂らす。それを写真に撮る。それを切り取る。絵に合わせる。
 もちろん合わないので条件を変えてやり直し。合うまで繰り返す。なんだそうです。1954年の作品。70年前ですから。

 今回のダリのお言葉。ロビーのテレビでNHKの精細画像を流していた中から。
「天才を演じ続けよ そうすればお前は天才となるのだ!」