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1号酵母のお酒が今年も出るそうです [食べ物・飲み物]

 新政の6号が大人気です。入手困難。6号、正しくは「きょうかい6号」。日本醸造協会が頒布する酵母。6番目に認定されたから6号。秋田の新政の蔵から。ちなみに7号は長野の真澄から。頒布されている中では6号が最古です。な、話を新政の杜氏さんから聞いた話の記事はコチラ=山本 6号酵母、7号酵母:かまけし日記:SSブログ (ss-blog.jp)

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 じゃあ1~5号はどうなってるんだろ?。あるんだろうか?、な疑問を持っていました。さらに昨年には山内杜氏100年記念で県内の10蔵から「きょうかい1号」酵母のお酒が出たし(写真)。非常に疑問でした。

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 こちら。そんな疑問に応える研修会が。って、職域団体の研修会で偶には一般教養を、と秋田県の出前講座があった次第。酒の研修会ではありません。出前講座のタイトルは「秋田の発酵食品を知ろう」。講師は醸造試験場場長進藤昌氏。醬油、味噌、納豆やしょっつるに続いてお待ちかね日本酒のお話。の後で1号酵母について質問してみました。

 頂いた資料によると、1号・灘「櫻正宗」M39、2号・伏見「月桂冠」M末、3号・広島「酔心」T3、4号広島・蔵不詳T13、5号・広島「加茂鶴」T12、6号・秋田「新政」S5、7号長野「真澄」S21、以下14号まで。

以下メモ。
 1~5号は戦中に一度紛失しその後発見された。
 頒布はしていないが協会にある。
 25度で1週間ぐらいでできる酵母。美味しくない。
 6号以降は10度で1か月ほど。美味しい。
 山内杜氏100周年のために1~5号を取り寄せ試験醸造した。
 1号が10度でも発酵し、美味しい酒になった。1号採用。
なんと!試験した方から直接お話が伺えちゃいました。以上は私のメモなので間違いがあるかも。です。

 そしてビッグニュース?。昨年の「きょうかい1号」が大好評で方々からリクエストが殺到。今年も出すことになったそうです。今回は12蔵から出す予定とのこと。これは欲しい!。早速情報収集&口頭予約に行かねばw。

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 昨年呑んだ1号酵母のお酒の写真。(10蔵のうち9つゲット。山本買えず)。
一穂積は秋田で開発した酒米。他に百田というのもあります。

 きょうかい酵母についてはこちらのサイトが勉強になります=日本酒を美味しくする「きょうかい酵母」(協会酵母)の実態に迫る<前編> | 日本酒専門WEBメディア「SAKETIMES」 (sake-times.com)