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本:じょっぱれアオモリの星 東北人には刺さるネタだらけ [本]

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 立ち読みサイトで紹介されていたコミック版を見て買っちゃいました。津軽弁を筆頭に刺さるネタ多数。というか、津軽弁を筆頭に他地域の方々にウケるのでしょうか。という心配は売れてるらしいので杞憂。
 にしても津軽弁。隣の地域に住む私は何となく分かるけど、何となく。分からないのも多数。標準語訳が入ってないのも多いし。
 さらにネタの数々。東と北の間の辺境アオモリのツガル村。オイワキ山とハッコーダ山からドラゴンが降りてくるとか。北の一大都市ベニーランドとかズンダー大公家とか。

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 ズンダー大公家の二人。仙台出身の好感度なお二人っぽいですねw。コミカライズ版を買っちゃった動機。
 主人公は魔導士。冒険ファンタジーになるのかな。津軽弁による短縮詠唱で活躍。例えば障壁展開は「マネ」(=ダメ)。その上位版は「マネ・ディバ」。ディバ?。何だっけ?「まねでば」(ダメです)でした。
 のように東北人には刺さる要素が多いです。ライトノベルを出しているカドカワはYoutubeでティザーPVも出しててやる気十分。こちら=【スニーカー文庫】「わんつか、なにへってるが、ほでねども」【『じょっぱれアオモリの星』PV】。「こやつ正気か」の画像を貼りたいw。

 小説家になろうに元々の投稿がありますので、気になる方はそちらを読んでみてください。

本:バッタを倒すぜアフリカで 前野ウルド浩太郎 [本]

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 前作「バッタを倒しにアフリカへ」の続き。待ってました。前作の記事=本の紹介:バッタを倒しにアフリカへ:かまけし日記:SSブログ (ss-blog.jp)。4年も前だったのか。早速購入したものの600ページ。積ん読に(汗。
 どうにか時間を作ろうと思ってるところに大腸カメラ検査。検査準備は午前中いっぱい掛かります。チャンス、ということで本を持参。期待通りの面白さ。600ページ一気。

 前作では論文発表前で触れられなかった研究の具体的中身についても書かれています。まあ私には殆ど分からないのですが分からないなりに面白い。何となく雰囲気は分かるように書かれてるし。研究に付随すること、日常のあれこれ、楽しめます。表紙の左側、ウルド氏と同じ格好で網を構えているティジャニ氏。ドライバー兼料理人兼相棒。まるまる1章使ってとんでもエピソードで引き込まれます。

 脱線から戻って論文が学術誌に掲載されるまでのあれこれ、原稿料を貰えるわけでなく審査にも掲載にもお金が掛かる等の裏側。ついにハイインパクト誌に掲載されたこと。ワクワクします。

 NHKで全国放映された時のインタビューアーが宮﨑アナ。秋田局にいました。虫マニア。秋田では昆虫展を開催したほど。それが東京局に異動しウルド氏をインタビューする偶然。ウルド氏は秋田市出身。その放送見てました。私的に感激したのを覚えてます。

 論文を見てバッタ研究の先人たちがもし存命ならどんなコメントするのだろう、と想像した部分。泣けました。先人たちの礎があって今がある、そして更に前へ行こうとする決意のようなもの。

 最後の文を読むに次も出そうです。何年後になるか分かりませんが楽しみに待ちます。

雄物川図書館で白水社 [本]

 私のT年T職(T氏提唱)と同時に息子が就職。ヤレヤレ。遅く結婚したのでタイミングギリギリ。T年T職(T氏提唱)後も仕送りしなくて済みました。と、相変わらずT年T職(T氏提唱)が言いたいだけw。

 その息子、県南に配属されました。車がないのでアッシー(死語?)な私。メッシーもw。県南に来たついでに横手市立雄物川図書館に寄りたいとリクエスト。施設案内 雄物川図書館|横手市公式サイト (yokote.lg.jp)。なんでも白水社のコーナーがあるんだとか。白水社の創業者は平鹿郡深井村(現横手市雄物川町)出身の故・福岡易之助氏。縁が深いわけです。


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 元は雄物川町立図書館。合併で横手市立に。力の入った建物でした。白水社の本がずらっと並ぶコーナーは独特。他とは違う雰囲気。白水社の本 (雄物川図書館:常設展示)|横手市公式サイト (yokote.lg.jp)。平積み?って一冊だけですが、その置き方の『インド独立の志士「朝子」』が気になって立ち読み。いや座り読みw。プロローグとエピローグをざっと。

 白水社コーナーの隣は地元関係&秋田県関係。高橋優や壇蜜の本も。スタルヒン関連の本も。お墓が雄物川町にあるんですねぇ。

 雄物川町、雄物川高校くらいしか知りませんでした。男子バレーボール部が強い。春高バレーベスト4が3度。宇佐美大輔や鈴木祐貴の出身校。今回訪問し色々知れて良かった。でかいスーパー、トラストも楽しかったしw。

にゃんこ先生欲しさに少女漫画誌を買う [本]

 今さらながらハマっている夏目友人帳。全巻購入の記事はコチラ=今さらながら「夏目友人帳」は良い:かまけし日記:SSブログ (ss-blog.jp)。最新巻が出ると知り当然予約手続き。の際に特装版もありオマケが付くと知る。ニャンコ先生のフィギュア。迷わずそちらを予約w。

 発売を楽しみに待っていたある日、LaLa2月号の付録と連動、対のオマケだとの情報をうっかり入手w。無性に欲しいww。夏目友人帳は白泉社のLaLaに不定期連載。少女漫画です。購入のハードルが高い。けどネット注文だし。

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 ということでコチラ。黒ニャンコ先生(リオウ)とニャンコ先生(斑)。対にすると良いねぇ。少女漫画買ったかいがあるw。

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 LaLa2月号には夏目友人帳の掲載なし。単行本で読みたい身としては良かった。次号には巻頭カラー42ページで載るそうな。いや、だから単行本で…(汗w。

 夏目友人帳29巻は28巻で途中となっていた話の完結編が。悲しく切なくでも暖かい気持ちになる物語でした。あれこれ想いにふけるなぁ。夏目友人帳、ますます楽しみです。

【本】老害の人 内館牧子 [本]

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 ミーハーですw。流行り物は気になります。今話題の本「老害の人」。早速嫁さんが買ってました。

 読み始めていきなり身につまされます。身の回りにいるなぁとか若い頃悩まされたなぁとか。あれ、これってオレかも。とかとか。嫌な気持ちになりながらもw、先が気になる。老害にイライラしながら読み進めるウチに、老害の主人公達を応援する気持ちに。さすが物語、まんまとノせられてます。後書きまでの355ページを一気に読みました。

 自戒する場面や言葉、今後に生かせそうな前向きな言葉、読む前よりは少し良い方向に向かえる気がします。ええ気がするだけ。でもしないよりはマシかと。という言動が老害か??w

【本】むらさきのスカートの女 [本]

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 ビブリオバトルってえのがあります。5分間で本を紹介し合いその後ディスカッション、一番読みたくなった本を紹介した人の勝ちというもの。そのビブリオバトルで山本中学校の生徒が秋田県大会で優勝し全国大会へ行くと地元紙の記事になってました。

 私はビブリオバトルを聞いたわけじゃ無く記事を読んだだけ。だけでw、読んでます。このことを嫁さんに話したら「あるよ」とのことだったので。作者は今村夏子。嫁さん曰く、今村ワールドはハマるそうです。

 読み始めてすぐ分かりました。オレには合わないw。この世界観苦手だ。でも158ページと短いので一気に読了。なるほどなぁ、と。似た設定(私の感じとして)のSFを読んだことある。SFになるとハチャメチャで狂気じみて面白いがこっちは怖い?。個人の感想です。

 というビブリオバトルで地元の中学生が凄いという記事でしたw。

今さらながら「夏目友人帳」は良い [本]

 「夏目友人帳」、漫画です。以前から評判は聞いてました。かなり良いらしい。気にはなっていましたが読むには至らず。それが先日の福島出張時ホテルのロビーで発見。試しに1巻を手に取ったところハマりました。楽しく切なく温かい。

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 2巻以降も気になり電子書籍で数巻購入。ますます良い。ということで紙での全巻購入をしちゃいました。昔の人なのでやっぱり紙w。

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 で、今朝テレビの横を見たら「にゃんこ先生」。いつの間に?。十数年前にがガチャガチャから購入したとか。可愛いからと言ってたような。「夏目友人帳」の登場者とは知らず。何これ?って聞いて「にゃんこ先生」という答えに何それ?って言った記憶ww

 毎日目に触れてるはずだけど意識を向けないとこんなもん。ずっと前から夏目友人帳グッズがあったとは。にゃんこ先生に取り込まれ夏目友人帳を買う運命にあったのか?ww。

 ちなみにウチのネコはこれを下に落とします。嫌みたいw。感じるものが??

書評に釣られて「走る赤」中国女性SF作家アンソロジー [本]

 あちこちの書評で高評価を受けている「走る赤」。中国女性SF作家アンソロジー。中国のSFと言うだけで気になります。若い頃はSFばっかり読んでいた時期もありSF好きです。これは気になる。地元書店で購入しました。

 14人の14作が収録されています。短編集。1作目から引き込まれました。入り込みやすい作品というか。既に宇宙を旅してる気分。夢の中というか。後は作家陣の想像力?創造力にやられっぱなし。どうして思いつくんだろうとか。凡人は楽しむだけですw。

 ちなみに「走る赤」は収録作品の一つ。中国共産党とは関係ありません。有ると思っていたのは内緒w。

 自分的には「独り旅」の世界が好きかも。「メビウス時空」的な話も好み。「祖母の家の夏」では自分のことを振り返ったり。SFなのに人生見つめちゃった。「完璧な破れ」ではウルッと来たり。内容的なものはネタバレになるので触れません。

 14人の14作、それぞれ違う世界を漂う、疲れるけどどっぷり異空間に浸かった時間でした。

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 一杯やりながら至福のひとときw

88年前の八甲田スキーツアー「雪の山旅」 [本]

 だらだらと紹介してきた「雪の山旅」。今回で最後です。

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八甲田山
 青森連隊の遭難から書き始めています。触れないわけにはいかないでしょうね。当時の根拠地として、蔦温泉、猿倉温泉、酸ヶ湯を上げています。冬営業しているのはこの3つだけ。営業してると言っても今のように車で行けた訳ではありません。

 東北本線古間木駅(現・三沢)~乗合自動車で三本木(十和田市)。そこからハイヤーで焼山橋(奥入瀬渓流温泉付近)。後はスキーでダラダラ蔦温泉。蔦温泉は八甲田の中枢に遠いので更に5キロ先の猿倉がオススメ。当時の湯治の皆さんは歩いてたんですねぇ。
 猿倉温泉からは高田大岳を一押ししてます。帰りに小岳もオススメ。南八甲田の山々。猿倉岳、乗鞍岳行くんなら駒ヶ峯に足を伸ばさないと八甲田に来た甲斐が無いそうです。ほかに大岳・井戸岳・赤倉岳も。

 酸ヶ湯へは青森から29キロ。青森一つ手前の浦町駅(1968年廃駅。平和公園の付近らしい)から8~9時間だとか。そこまでして行くお客さんがいたことにビックリ。酸ヶ湯は猿倉よりも八甲田の核心に近く今に続くルートがほぼ網羅されてます。大岳、井戸岳、赤倉岳、田茂萢岳、前岳。もちろんロープウェイはありませんw。鳴沢も紹介されてます。硫黄岳、石倉も。

 色々な進化によって安全快適に滑れることに感謝し、「雪の山旅」ネタを終わります。読んでくださりありがとうございます。

88年前の八幡平、岩手山スキーツアー「雪の山旅」 [本]

 私がお世話になっている八幡平、茶臼岳も紹介されています。当時も滑ってたんですね。内容をざっと意訳すると、東京や京阪神から遠いせいか有名にならない。が、そんなに時間は掛からない。上野発夜行急行に乗れば翌日夕暮れまでには到着できると。近い、んですねw。
 上野22:30盛岡11:00。盛岡乗り換え、好摩乗り換え。ここまで五圓九十四銭。花輪線大更下車。九銭。松尾硫黄鉱山用の馬車軌道に乗せてもらい終点屋敷台下車。後一里。夕暮れ時には鉱山事務所着。
 岩手山へは盛岡から橋場線(現・田沢湖線)に乗り換えて小岩井か雫石で下車。更に近いんだそうです。

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八幡平
 青森トド松の美林と雄大なスロープを以てシー・ロイファーに呼びかけてるんだそうです。秋田県側の小豆沢から蒸ノ湯へも上がれるけど松尾鉱山の方がオススメとか。3/10~末までは藤七温泉にも番人が居るから湯瀬の阿部貞一氏に照会してみて、の記述も。オススメは大黒森と茶臼岳一帯。今も同じですね。斜面良いし当然かw。茶臼まで3~4時間。畚岳も勧めてます。そして当時の蒸ノ湯は冬も番人が居て利用できたようでお勧めしています。
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岩手山
 滑ったことが無いのでざっと紹介。東北面のスロープは富士山のように美しいが、南西面の複雑な地形の方がスキーには面白いとのこと。柳沢~地蔵平~山頂は夏も冬も賑わっているとの記述。冬も、にビックリ。スキーは網張温泉口から方がオススメ。冬は番人が居ないが利用できるとあります。今はスキー場もあり通年で利用できる網張温泉です。

 次の記事で八甲田山に触れてこの「雪の山旅」ネタを終了します。