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雄物川図書館で白水社 [本]

 私のT年T職(T氏提唱)と同時に息子が就職。ヤレヤレ。遅く結婚したのでタイミングギリギリ。T年T職(T氏提唱)後も仕送りしなくて済みました。と、相変わらずT年T職(T氏提唱)が言いたいだけw。

 その息子、県南に配属されました。車がないのでアッシー(死語?)な私。メッシーもw。県南に来たついでに横手市立雄物川図書館に寄りたいとリクエスト。施設案内 雄物川図書館|横手市公式サイト (yokote.lg.jp)。なんでも白水社のコーナーがあるんだとか。白水社の創業者は平鹿郡深井村(現横手市雄物川町)出身の故・福岡易之助氏。縁が深いわけです。


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 元は雄物川町立図書館。合併で横手市立に。力の入った建物でした。白水社の本がずらっと並ぶコーナーは独特。他とは違う雰囲気。白水社の本 (雄物川図書館:常設展示)|横手市公式サイト (yokote.lg.jp)。平積み?って一冊だけですが、その置き方の『インド独立の志士「朝子」』が気になって立ち読み。いや座り読みw。プロローグとエピローグをざっと。

 白水社コーナーの隣は地元関係&秋田県関係。高橋優や壇蜜の本も。スタルヒン関連の本も。お墓が雄物川町にあるんですねぇ。

 雄物川町、雄物川高校くらいしか知りませんでした。男子バレーボール部が強い。春高バレーベスト4が3度。宇佐美大輔や鈴木祐貴の出身校。今回訪問し色々知れて良かった。でかいスーパー、トラストも楽しかったしw。

にゃんこ先生欲しさに少女漫画誌を買う [本]

 今さらながらハマっている夏目友人帳。全巻購入の記事はコチラ=今さらながら「夏目友人帳」は良い:かまけし日記:SSブログ (ss-blog.jp)。最新巻が出ると知り当然予約手続き。の際に特装版もありオマケが付くと知る。ニャンコ先生のフィギュア。迷わずそちらを予約w。

 発売を楽しみに待っていたある日、LaLa2月号の付録と連動、対のオマケだとの情報をうっかり入手w。無性に欲しいww。夏目友人帳は白泉社のLaLaに不定期連載。少女漫画です。購入のハードルが高い。けどネット注文だし。

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 ということでコチラ。黒ニャンコ先生(リオウ)とニャンコ先生(斑)。対にすると良いねぇ。少女漫画買ったかいがあるw。

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 LaLa2月号には夏目友人帳の掲載なし。単行本で読みたい身としては良かった。次号には巻頭カラー42ページで載るそうな。いや、だから単行本で…(汗w。

 夏目友人帳29巻は28巻で途中となっていた話の完結編が。悲しく切なくでも暖かい気持ちになる物語でした。あれこれ想いにふけるなぁ。夏目友人帳、ますます楽しみです。

【本】老害の人 内館牧子 [本]

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 ミーハーですw。流行り物は気になります。今話題の本「老害の人」。早速嫁さんが買ってました。

 読み始めていきなり身につまされます。身の回りにいるなぁとか若い頃悩まされたなぁとか。あれ、これってオレかも。とかとか。嫌な気持ちになりながらもw、先が気になる。老害にイライラしながら読み進めるウチに、老害の主人公達を応援する気持ちに。さすが物語、まんまとノせられてます。後書きまでの355ページを一気に読みました。

 自戒する場面や言葉、今後に生かせそうな前向きな言葉、読む前よりは少し良い方向に向かえる気がします。ええ気がするだけ。でもしないよりはマシかと。という言動が老害か??w

【本】むらさきのスカートの女 [本]

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 ビブリオバトルってえのがあります。5分間で本を紹介し合いその後ディスカッション、一番読みたくなった本を紹介した人の勝ちというもの。そのビブリオバトルで山本中学校の生徒が秋田県大会で優勝し全国大会へ行くと地元紙の記事になってました。

 私はビブリオバトルを聞いたわけじゃ無く記事を読んだだけ。だけでw、読んでます。このことを嫁さんに話したら「あるよ」とのことだったので。作者は今村夏子。嫁さん曰く、今村ワールドはハマるそうです。

 読み始めてすぐ分かりました。オレには合わないw。この世界観苦手だ。でも158ページと短いので一気に読了。なるほどなぁ、と。似た設定(私の感じとして)のSFを読んだことある。SFになるとハチャメチャで狂気じみて面白いがこっちは怖い?。個人の感想です。

 というビブリオバトルで地元の中学生が凄いという記事でしたw。

今さらながら「夏目友人帳」は良い [本]

 「夏目友人帳」、漫画です。以前から評判は聞いてました。かなり良いらしい。気にはなっていましたが読むには至らず。それが先日の福島出張時ホテルのロビーで発見。試しに1巻を手に取ったところハマりました。楽しく切なく温かい。

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 2巻以降も気になり電子書籍で数巻購入。ますます良い。ということで紙での全巻購入をしちゃいました。昔の人なのでやっぱり紙w。

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 で、今朝テレビの横を見たら「にゃんこ先生」。いつの間に?。十数年前にがガチャガチャから購入したとか。可愛いからと言ってたような。「夏目友人帳」の登場者とは知らず。何これ?って聞いて「にゃんこ先生」という答えに何それ?って言った記憶ww

 毎日目に触れてるはずだけど意識を向けないとこんなもん。ずっと前から夏目友人帳グッズがあったとは。にゃんこ先生に取り込まれ夏目友人帳を買う運命にあったのか?ww。

 ちなみにウチのネコはこれを下に落とします。嫌みたいw。感じるものが??

書評に釣られて「走る赤」中国女性SF作家アンソロジー [本]

 あちこちの書評で高評価を受けている「走る赤」。中国女性SF作家アンソロジー。中国のSFと言うだけで気になります。若い頃はSFばっかり読んでいた時期もありSF好きです。これは気になる。地元書店で購入しました。

 14人の14作が収録されています。短編集。1作目から引き込まれました。入り込みやすい作品というか。既に宇宙を旅してる気分。夢の中というか。後は作家陣の想像力?創造力にやられっぱなし。どうして思いつくんだろうとか。凡人は楽しむだけですw。

 ちなみに「走る赤」は収録作品の一つ。中国共産党とは関係ありません。有ると思っていたのは内緒w。

 自分的には「独り旅」の世界が好きかも。「メビウス時空」的な話も好み。「祖母の家の夏」では自分のことを振り返ったり。SFなのに人生見つめちゃった。「完璧な破れ」ではウルッと来たり。内容的なものはネタバレになるので触れません。

 14人の14作、それぞれ違う世界を漂う、疲れるけどどっぷり異空間に浸かった時間でした。

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 一杯やりながら至福のひとときw

88年前の八甲田スキーツアー「雪の山旅」 [本]

 だらだらと紹介してきた「雪の山旅」。今回で最後です。

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八甲田山
 青森連隊の遭難から書き始めています。触れないわけにはいかないでしょうね。当時の根拠地として、蔦温泉、猿倉温泉、酸ヶ湯を上げています。冬営業しているのはこの3つだけ。営業してると言っても今のように車で行けた訳ではありません。

 東北本線古間木駅(現・三沢)~乗合自動車で三本木(十和田市)。そこからハイヤーで焼山橋(奥入瀬渓流温泉付近)。後はスキーでダラダラ蔦温泉。蔦温泉は八甲田の中枢に遠いので更に5キロ先の猿倉がオススメ。当時の湯治の皆さんは歩いてたんですねぇ。
 猿倉温泉からは高田大岳を一押ししてます。帰りに小岳もオススメ。南八甲田の山々。猿倉岳、乗鞍岳行くんなら駒ヶ峯に足を伸ばさないと八甲田に来た甲斐が無いそうです。ほかに大岳・井戸岳・赤倉岳も。

 酸ヶ湯へは青森から29キロ。青森一つ手前の浦町駅(1968年廃駅。平和公園の付近らしい)から8~9時間だとか。そこまでして行くお客さんがいたことにビックリ。酸ヶ湯は猿倉よりも八甲田の核心に近く今に続くルートがほぼ網羅されてます。大岳、井戸岳、赤倉岳、田茂萢岳、前岳。もちろんロープウェイはありませんw。鳴沢も紹介されてます。硫黄岳、石倉も。

 色々な進化によって安全快適に滑れることに感謝し、「雪の山旅」ネタを終わります。読んでくださりありがとうございます。

88年前の八幡平、岩手山スキーツアー「雪の山旅」 [本]

 私がお世話になっている八幡平、茶臼岳も紹介されています。当時も滑ってたんですね。内容をざっと意訳すると、東京や京阪神から遠いせいか有名にならない。が、そんなに時間は掛からない。上野発夜行急行に乗れば翌日夕暮れまでには到着できると。近い、んですねw。
 上野22:30盛岡11:00。盛岡乗り換え、好摩乗り換え。ここまで五圓九十四銭。花輪線大更下車。九銭。松尾硫黄鉱山用の馬車軌道に乗せてもらい終点屋敷台下車。後一里。夕暮れ時には鉱山事務所着。
 岩手山へは盛岡から橋場線(現・田沢湖線)に乗り換えて小岩井か雫石で下車。更に近いんだそうです。

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八幡平
 青森トド松の美林と雄大なスロープを以てシー・ロイファーに呼びかけてるんだそうです。秋田県側の小豆沢から蒸ノ湯へも上がれるけど松尾鉱山の方がオススメとか。3/10~末までは藤七温泉にも番人が居るから湯瀬の阿部貞一氏に照会してみて、の記述も。オススメは大黒森と茶臼岳一帯。今も同じですね。斜面良いし当然かw。茶臼まで3~4時間。畚岳も勧めてます。そして当時の蒸ノ湯は冬も番人が居て利用できたようでお勧めしています。
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岩手山
 滑ったことが無いのでざっと紹介。東北面のスロープは富士山のように美しいが、南西面の複雑な地形の方がスキーには面白いとのこと。柳沢~地蔵平~山頂は夏も冬も賑わっているとの記述。冬も、にビックリ。スキーは網張温泉口から方がオススメ。冬は番人が居ないが利用できるとあります。今はスキー場もあり通年で利用できる網張温泉です。

 次の記事で八甲田山に触れてこの「雪の山旅」ネタを終了します。

88年前のスキー・ツーアはどこで?「雪の山旅」 [本]

 「雪の山旅」ネタ、まだまだ続きますw。貴重な資料だし読んでて面白いし。なんか戦前のイメージが変わります。教育やマスコミの情報で暗く重い時代なイメージでしたが、結構豊かな時代だったんだなと。暗く重いのは戦争に負ける前の時代で、戦後暫く経済的には貧しかったのかと。

 目次から紹介してるエリアをつらつら書き写します。ほぼ今楽しんでるエリアがあるような。

 赤城山、尾瀬沼、三國街道、谷川岳、蓬峠、仙の倉と萬太郎山、苗場山、清水村、守門山、奥日光、那須岳、吾妻山群、沼尻附近の峠と頂、磐梯山と押立温泉、蔵王山、八幡平と岩手山、八甲田山、札幌付近のヒュッテ巡り、鹿澤の山々、猫岳と四阿山、志賀高原・熊ノ湯、笹ヶ峰牧場、富士山、甘利山と入笠山、霧ヶ峰、猿ヶ馬場峠、槍平、白馬岳、乗鞍岳、御岳、丹・因・播・美國境の山々。
 関東近郊の山々だけかと思ったら日本中。ページの写真を掲載します。
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 富士山も滑ってるんですねぇ。流石に当時は山頂からは滑走してないようですが、御殿場口の八号目からは条件の良いときに滑走していたみたい。大体は5~6号目で御殿場口と吉田口は東京から日帰りコースだとか。驚きです。ほんと豊かだったんだなぁと。

 この本を全て紹介するのは無理なので(汗、自分の知ってる東北の部分をネタにして終わろうと思います。

88年前の山スキー装備「雪の山旅」 [本]

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 面白く興味深いので引き続きネタにします。88年前のスキー・ツーア指南書「雪の山旅」から当時の装備についてあれこれ。

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 レイヤリング。そうは呼んでませんが、肌着は純毛の薄いものを二枚重ねる、肌に密着しない緩やかなもの、伸縮性があり蒸れを防ぐ、皮膚とシャツ、シャツとシャツの間に気温の層が出来る等と書かれています。

 レーション。もちろんそうは書いてません。当時の食糧と言えば米ですが毎度炊事は無理なので中食にパンを勧めてます「落花生やココアその他のものを入れ味をつけて練った堅パンなどを携行して、何時もポケットに二三切を入れて時々かぢるのもよい」。レーションですね。今と変わらない。いや今も変わらないか。

 スキー・兩杖。スキーは折れにくいヒッコリーを勧めてます。山では短めの太めが便利とも。兩杖は石突きの長さとリングの大きさについて時季ごとのお勧め。股制動、杖制動に大事らしい。当時の道具と滑りに思いを馳せます。

 シール。糊付きシールは使う度に塗って乾いた板に張る模様。何度も張ったり取ったりには不向き。使用後はアイロンで毛並みを揃える必要も。そんな時は鋲止用シールだったみたい。用具の進化に感謝。