SSブログ

救急の日の山形県警ヘリ、山形県消防防災ヘリの雄姿 [アウトドア]

平成29年9月9日(土)

登山中に見たヘリコプターによる山岳救助の模様をレポ。

毎度の?残雪スキーのため鳥海山河原宿付近を登っていると
ヘリコプターが飛んできました。何か言ってる?

「こちらは山形県警です。(県名)の(氏名)さんを探しています。
動ける場合は空の開けた場所へ移動し、タオルや帽子を振って下さい
…、枝を揺らしてください…、煙をだしてください…」

10分以上グルグルと飛んでます。見つからないみたい。
時間は7時半。この時間と言うことは昨日の遭難??
昨日も今日も好天。迷いにくいと思うんだけど??

ようやくヘリがホバリング。場所は登山道の右隣の沢。
って、我々が向かってる雪渓じゃないですか(汗。
まさか朝イチで滑ってる人が怪我したんじゃ……。
(違いました。多少の情報は後半に)

20170909_01.jpg

隊員が降下しヘリは一旦離脱。
その後、下の準備が整ってから戻りワイヤーを降ろし、
隊員が遭難者と共につり上げられ救助完了。

登山道からじっと見守ってしまいました。山形県警に感謝。

その後、奥の雪渓に着くと救助を待ってる方が。
先ほどの方と同行していた方。

・昨日14時頃の下山中に道を間違えた。
・薊坂から真っ直ぐのこの沢(※)に入った。
 (正しい登山道は山を背に右側。小雪渓を渡ります)
・真正面に河原宿の小屋が見えるので正しい道と思った。
 (ガスっても無いのに何故?、と思ったらなるほど…)
・雪渓の先の沢に入り段差で転んで怪我をした。
・そこでビバークした。
と、大体こんな感じらしい。
※ 河原宿から見える心字雪渓の一番右側。
  私は便宜上、奥の雪渓と呼んでますが正式名称は??

やや暫くして山形県警のヘリがやって来ました。
が、風の状態が良くないようでホバリングできず。
真上で止まらない。何度も旋回して近付くものの止まらず。

そこへもう1台のヘリ。山形県消防防災ヘリ「もがみ」。
「もがみ」が上空でホバリング。でも風で流れていきます。
止まらない。どうすんだろう?下山手伝っても良いけど。

ヘリの下から離れた場所で見守ってたら、
少し低い場所でホバリング成功。隊員が降下し、無事救助。

20170909_02.jpg



https://youtu.be/l-8LIi_LVzY

その間、県警のヘリは低い場所で待機。

20170909_03.jpg

お二人とも命に別状は無いようです。
http://www.sankei.com/affairs/news/170909/afr1709090014-n1.html


山形県警、山形消防の活躍に感謝をと思い記事にしました。
お世話になることの無いよう、計画には余裕を持ち、
行動にも余裕を持ち、無理をせずに、と思った次第。

これからも安全第一で楽しみたいと思います。