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渟城の「渟」から渟足柵(ぬたりのさく) [雑記]

 渟城(ていじょう)、能代の古い呼び名が元。渟代(ぬしろ)→野代→能代、と言われています。658年、阿倍比羅夫が蝦夷征伐のために渟代に上陸したと日本書紀にあるそうです。今も小学校の名前と幼稚園の名前に残っています。そして幼稚園を経営しているのは渟城さん。苗字です。全国にここだけらしい。

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 卒アルから。渟城第三小学校の校章。今はありません。統廃合で渟城南小学校。

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 渟城幼稚園のホームページ。秋田県能代市の幼稚園 渟城幼稚園 (shirakami.or.jp)

 その「渟」の字をどうやってPC上に出すか、が話題になりました。とある会社のタブレットで表記したい。でも辞書が言うことを聞かないw。「ていじょう」ダメ。「てい」ダメ。。手書きパッド無、部首検索無し。詰んだ。

 相手側上司、コード入力出来ないのか?。担当者、やったこと無いし出来るか不明。私と上司、昔は区点コードで出したよね。そうそう区点コード辞典持ってました。担当者20代を置き去りにするIT老人会ww。

 そこで「渟」の字を私のスマホで検索。読み方とか地名とか変換に使えればと。読みは「とどまる」。これもタブレットではダメ。「渟足(ぬたり)」、これで出ました。おお~。沸きあがる3人w。

 ちなみに、MS-IMEは「とどまる」〇、「ぬたりのさく」×。ATOKは「とどまる」×、「ぬたりのさく」〇。でした。

 で、全国的にも使われることの少なさそうな「渟」を使っている「渟足柵」が気になります。検索検索。647年、渟足柵を造りて柵戸(きのへ)を置くと日本書紀にあるそう。場所は現在の新潟市のどこか。阿賀野川河口付近では、らしい。渟代と近い時代。どちらも大和朝廷がらみ。そして「渟」の字。関係あるのか?地形的なものなのか?。たまたまにしても面白い。