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平野政吉美術館(秋田県立美術館)「岡本太郎 藝術風土記」 [美術館(の空間)が好き]

先日能代で開催された「レオナール・フジタがやってきた」能代展
に刺激され、秋田市の平野政吉美術館へ行ってきました。

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藤田嗣治の絵をじっくり見たくなったのと、岡本太郎が撮った秋田の写真展
「岡本太郎 ~仮面がいざなう旅~ 藝術風土記 秋田」を見るため。

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1957年2月、藝術風土記取材のため秋田を訪れた際の写真。
案内したのは小玉合名会社の役員だった小玉得太郎氏。
清酒「太平山」や味噌・醤油「ヤマキウ」の会社。
この会社が今、水中写真家・中村征夫氏のギャラリーを運営しています。

岡本氏とは、小玉氏が慶應義塾大学哲学科美学美術史専攻に在学中の縁とか。

岡本氏は、なまはげに強い関心を抱いたようで、男鹿の芦沢地区で撮影してます。
仮面への関心、被ることによって人間でありながら人間を超える存在になる、
人間であり鬼である二重性、とかなんとか説明を読んでいると…

おや、展示の向こうから聞こえる聞き覚えのある声は…?
先日、能代の展示で解説をされていた、この美術館の学芸員さん
当時を知る地元の古老と、当時のことについてお話をされているようです。
これは聞き逃せませんぞ…

って、どっかの何かみたいですが、ちょっと聞き耳をww

当時、なまはげの扮装をした方は現在もお元気だとか(これはNHKの放送から)、
当初、誰々が撮られる予定だったが、もっと若いのと言うことで誰々になったとか、
撮影に使われたのは○○さんの家じゃなくて、○○さんの家だとか、
勝手に聞こえてきたことなので、詳細は書けませんが、凄く得した気分。

ずっと聞いてるのも怪しいのでw、もう一つの目的、藤田嗣治の絵へ。
「秋田の行事」。デカイ。先日の解説を思い出しながらじっくりと鑑賞。
続いて対面に展示してある取材時のラフスケッチ。
そして藤田の作品達。乳白色の肌の裸婦画や南米旅行後に描いた絵など。

最後2階へ回って上から「秋田の行事」を鑑賞し、平野政吉氏が集めた
海外の絵を鑑賞。ミーハー的には、マティス、ローランサン、ゴヤ、ピカソ等々。

24年4月には新築移転されちゃうんで、それまでにもう何回か来たいなと思います。


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