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生誕100年滝平二郎展 秋田県立近代美術館 [美術館(の空間)が好き]

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 滝平二郎と言えば絵本「モチモチの木」が思い浮かびます。同時に朝日新聞日曜版。顔からはみ出した目のイメージ。そんな滝平二郎展が秋田県立近代美術館で開催されています。モチモチの木の作者、斎藤隆介は秋田県に縁があるそうで(魁新報の記者だったとか)、二人が最初に会って仕事をしたのが横手市なんだとか。その横手市に秋田県立近代美術館はあります。秋田県立近代美術館 Akita Museum of Modern Art (pref.akita.jp)

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 バブリーな建物だと思いますw

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 入り口。屋外に有る彫刻も好きです。今回は雨だったので遠慮。

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 入り口は地下1階。斜面に建っている関係。「モチモチの木」の一場面。豆太とおじいさん。

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 階段を上がって1階。エスカレーター乗り場。朝日新聞日曜版から。1974年の「迷い草」かな。下にネコも。

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 1階から5階まで一気に昇るエスカレーター。2~4階は建物なし。空中。バブリ~w。

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 5階。「さるかに」の一場面。

 展示は戦前の画家を志すまでから戦中へ。戦後、木版画家として再出発。その時期に横手に1ヶ月ほど逗留し制作したものの展示も。そして絵本原画。木版からきりえに変わっていきます。ベンチには絵本が置かれており原画と対比することが出来ます。その次に朝日新聞日曜版の原画。当時の絵までは覚えてませんがこんな感じだったなぁと懐かしく拝見。
 きりえの作成方法の解説もあり「絵心の無い人の絵は見るに堪えないが、きりえにするとそれが味になって生き返る」的なことを書いてましたが、あまりの手間暇繊細な作業にやってみようとは思えないのでしたw。

 最後の展示室は絵本の原画で「モチモチの木」「猫山」「ソメコとオニ」など。モチモチの木は三日月バージョンと二十日月バージョンの両方がありました。何故二つあるのかはウィキなんかでご覧ください。ちなみに我が家の絵本は二十日月バージョンでした。1989年第83刷だから当然ですね。初版は1971年です。
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 我が家の絵本。この後もう1ページ出てきます。

 モチモチの木が出来る経緯も興味深く楽しい話でした。壁面には写真撮影可(ここだけ)の大きな「ひのついたモチモチの木」と「豆太」があったので記念撮影。
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 豆太とおじいさん(オレ)ですw。