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秋田県三曲連盟演奏会「初春の調べ」。箏、来てるのか? [雑記]

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三曲とは、箏、三絃(三味線)、尺八のこと。和楽器です。
秋田市のアトリオンで演奏会があったので聞きに行ってきました。
主催は、秋田県三曲連盟。http://ku6da1.html.xdomain.jp/

昔から興味があったわけではなく子どもが大学で入った部活、
邦楽部の発表会を聞きに行くようになってから。

尺八は昔から民謡以外のいろいろなジャンルで活躍してたし、
三味線は近年、津軽三味線で現代的音楽での活躍を聞いてたのですが、
箏はどうしてもお正月のイメージだけ。

正月のCMで流れる「春の海」の冒頭部分のせいかと。
「春の海」、冒頭はゆったりしてるけど全部聞けばイメージ違います。
作曲したのは有名な宮城道雄。今はレジェンドですが当時は革新者。
だったんじゃないかと。十七弦という箏版ベースも作り出してるし。
この十七弦の音がまた良いんです。

そんなこんなで、現代箏曲を聴くようになると箏っていいな、と。
深みがあって広がりがあって艶がある音。
「この音とまれ!」という漫画もあるし、(270万部出たとか)
2019年4月からテレビアニメ化されるし、来てるのかも。
http://www.konooto-anime.jp/

三曲連盟の会長さんの挨拶で、今までで一番入場者が多いとおっしゃってました。
御所野学院中・高等学校の生徒さんが出演したのでご父母&祖父母の来場も
多かったかな、とは思うものの来てると思います。

この音とまれ!作中オリジナル曲「龍星群」
興味が湧きましたら。https://youtu.be/Y_Db88Ef6FQ

企画展「キムンカムイとアイヌ」 秋田県立博物館 [美術館(の空間)が好き]

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チラシにつられて行ってきました。

キムンカムイ=山の神=ヒグマ。
ヒグマは神からのお土産(肉や皮)を運んでくる特別な存在なので
また来てくれるように丁重に応対するというような話を
聞いたことがあります。

捕まえた子熊は大事に育て、大きくなったら神の元へ帰す。
その儀式が、イヨマンテ=熊送り=熊の霊送り、という話も。

前々から興味がありました。
展示の一つに、1925年・26年に撮影された映像(動画)。
日常生活、狩猟の様子、そしてイヨマンテ。
日常生活には檻で小熊を飼育する様子も。

イヨマンテでは檻から小熊を出し、おもてなし?の儀式を行い、
そして霊送り。
丸太2本で首を挟み圧殺。そっか、矢ではないんだ。納得。

映像を見ただけで来た甲斐があります。
企画展は23日までです。