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岡田謙三 色の魔法-紫の使い方- 秋田市立千秋美術館 [美術館(の空間)が好き]

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  千秋美術館に来たんだから併設の岡田謙三記念館へ。常設展示Ⅳ期「岡田謙三 色の魔法 -紫の使い方-」を開催していました。
 岡田謙三が絵の中に使った紫に注目し、どこに使ったか、どんな意図か、効果はどうかなどの解説付き。常設展で何度かお目に掛かってる絵もありますが視点が違って面白い。
 そして紫と言っても全て違う色。絵の具の展示もありました。紫だけでも何種類ものチューブ。メーカーも数社。その中から選択するのも能力なんだと思った次第。
 こちらも楽しめる展示でした。

香りの器~高砂コレクション~ 秋田市立千秋美術館 [美術館(の空間)が好き]

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 高砂香料工業株式会社は香料業界のリーディンカンパニーで、合成香料のほか食品用のフレーバー、化粧品等用のフレグランス、触媒技術をコアとしたファインケミカルの開発製造を行う世界有数の総合香料会社とのこと。
 そんな高砂香料株式会社が、昭和39年に水戸徳川家伝来と伝えられる「梅松蒔絵十種香箱」を譲り受けたことを切っ掛けに香りに関するコレクションを始めたんだとか。
 そのコレクションから香水瓶、香炉、香合、香道具など230点の名品を展示するのが今回の展覧会。

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 最初の部屋は香水瓶の部屋。ここは撮影可。香料は3,000年前には既にあったらしく容器も当然あった模様。今回も2,600年ぐらい前の容器が展示されてました。土器?になるんでしょうか。その後ガラス容器が登場。今と製法が違うのも興味深い。ガラスの後は陶磁器。マイセン、ウェッジウド、ロイヤルコペンハーゲンなど私でも知ってるメーカー製が18~19世紀。で、またガラス?。20世紀初頭のガレも展示されてました。
 ルネ・ラリックというこの人の瓶に入れればヒットするというガラス容器は何種も展示されてました。

 第2展示室は香道具、第3展示室は香炉、香合、香木など日本の香り文化に関する道具たち。素晴らしい細工が施された芸術品を眺めてきました。って、正直分かんないんですがw、上流階級の方々は香りを楽しんでいたんだなぁと朧気に分かった気になったのでした。